全くひらがなに興味がない子に興味をもたせる方法

あなたのお子さんはひらがなが読めますか?

 

お子さんの年齢によってその答えは変わってきますよね? 早い子であれば3歳頃に読めるようになりますし、小学生になるまで読めなかったという子もいます。

 

わたしが幼稚園の先生をしていたときは、年長クラスの12月までにはクラス全員が、ひらがなすべてを読めるよう指導していました。

ひらがなを覚えるのにも、得意不得意があります。しかし、原因があってどうしても覚えられない場合を除けば、本人のやる気次第で必ず読めるようになりますよ。

 

今回は、全くひらがなに興味がない子供に興味をもたせて、ひらがなを楽しく学ぶ方法についてご紹介したいと思います。

目次

ひらがなが読めない本当の理由を知ってますか?

ひらがなを読めない子供。

親としては「何か問題があるのかも?」「学習に遅れが出てしまうかも!」と心配になりますよね。

わたしが幼稚園で年長クラスを教えていた時、6月の時点でひらがなを読める子供はクラスの約2/3。

逆を言えば1/3の子供はひらがなが読めませんでした

毎日同じように遊んで、同じように先生が読む絵本を見て過ごしているのに、なぜひらがなが読める子供と読めない子供がでてくるのでしょう。

 

その答えは簡単!

読めない子供は単純に、

ひらがなに 興味がないだけ です。

 

子供は自分の気持ちに正直です。

興味がなければ、「ひらがなを読もう」なんて微塵も思わないんですね。

本当に素直な理由だと思いませんか?

 

もっと詳しくお話しすると、子供の世界は「楽しいか楽しくないか」「やりたいかやりたくないか」等、両極端な感情で成り立っています。

ひらがなを読もうとしない子は、ひらがなを覚えるよりももっと「楽しいこと」や「やりたいこと」があるのでしょう。それは鬼ごっこかもしれないし、ブロック遊びかもしれません。

 

その「楽しい」の矛先が「ひらがな」に向いた時、子供は驚くほどのスピードで覚えていきます

 

早かれ遅かれ、その時期はやってくるので焦りすぎる必要はありませんよ。

 

女の子が比較的ひらがなを覚えるのが早いのは、手紙交換が流行る時期があるからです。

お友達に手紙を書きたい一心で、どんどん覚えていくんですね。

 

ひらがながなかなか読めるようにならないのは、単純に興味がないからなので、興味をもたせれば、自然に読めるようになってくるはず。

焦らず、お子さんが興味を持つのを待ちましょう。

 

ひらがなに興味をもたせる方法とは?

「うちの子、年長クラスの冬を迎えても、まだひらがなに興味がわかないようだわ」

と思ったら、試してほしい方法がいくつかあります。

まず大切なのは、

 

ひらがなに触れさせることです。

 

ひらがなを覚えさせようとすると、机に向かって勉強させるイメージが強いですが、それだけだと子供のやる気が出ませんよね。

嫌々学ばせることになっては逆効果。

 

それではどのようにしたらよいのでしょう?

具体的な例を挙げていきます。

 

生き物や乗り物などが好きな子であれば、図鑑を見ながら名前や説明文を繰り返し読んであげましょう。その時に、読んでいる文字を指でなぞってみるのもいいですよ。

ゲームが好きな子であれば、カルタが最適!勝ちたい一心でひらがなを覚えていきます。

お気に入りの絵本を毎日読んであげるのも効果的。子供は耳で聞いて話の内容を覚え、そのあとに目で文字を見て覚えていくんです。絵本はたくさんのひらがなが学べるだけでなく、正しい言葉も身につくのがいいですね。

 

このように、ひらがなを覚えさせたいのであれば、机に向かって勉強させるよりも、子供の興味のあることとひらがなを結びつけることが大切です。

焦って無理にやらせるよりも、子供も大人も楽しみながら学ばせることが近道なんですね。

 

ひらがなを読めるようにしておきたい時期の目安は?

基本的にはお子さんが自然と興味を持つのを待てばいいのですが、ひらがなを読めるようにしておきたい時期に目安があるのも事実。

その目安とは、小学校への入学準備が始まる「年長クラスの冬頃」

なぜかというと、小学校に上がるにあたって、学習の遅れをとらないようにするためです。

 

最近の小学校は教育が多様化しているため、カリキュラムがぎゅうぎゅうに詰まっています。

入学後、国語の授業はひらがなの読み書きから始まるとはいえ、かなりのスピードで進んでしまうんです。

「ひらがなが読める」ところまで進んでいれば、授業では復習をする程度になるので、余裕を持つことができますよね。

 

また、ほかの授業でもひらがなが読めないと、教科書の内容が頭に入らず苦労してしまう可能性があります。

年長クラスの冬頃までに読めるようになっていれば、春にやってくる入学式も安心して迎えられますね。

小学校に入学した後に遅れをとらないためには、卒園準備で忙しくなる前の「年長クラスの冬」までにはひらがなの読みを完成させておくとよいでしょう。

 

まとめ

ひらがなが読めなくて困っているあなたのお子さんは、今何に夢中になっていますか?

夢中になっていることに心が埋め尽くされ、ひらがなを覚えるところまで気持ちがまわっていないのかもしれませんね。

ひらがなを覚えさせたいと思ったら、お子さんの気持ちにそっと寄り添って、夢中になっていることとひらがなを結びつけてみてください。

子供の興味を惹きつけることで、きっと楽しく学習できるようになりますよ。

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