「そろそろ我が子にひらがな学習を!」と思ったはいいけれど、「どんな教材がいいのだろう?」と迷うことはありませんか。
教材選びって難しいですよね。
わたしが現役で幼稚園教諭をやっていた頃、毎年、一年間で使用する教材を選ぶ仕事があったのですが、何年やっていても同僚とともに何日も迷い、やっとの思いで決めていました。
なぜそんなに悩むかというと、学年ごとの個性にあった教材を選ぶ必要があったからです。
活発な子供が多い学年と、おっとりとした子供が多い学年では、選ぶ教材が違ってくるんです。
それは家庭でも同じ。
あなたのお子さんにあった学び方や教材を選ぶことで、学びの成果に違いが出てくることは間違いありません。
今回はいくつかの学び方やオススメな教材を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
お家でのひらがな学習方法は2通り!
ひらがなを家庭で学習させようと思った場合、大きく分けて2つの方法があります。
それぞれに利点があり、家庭環境や子供の個性によって、どちらかを選ぶ必要があるんですね。
それでは具体的にお話します。
お家の人とゲーム感覚で学習する場合
かるたや手作りの文字カードを利用してゲームをしたり、街中のひらがなを探すなどの方法で、お家の人と「遊びながら」ひらがなを学びます。
カードゲームなどが好きで、勝ち負けにこだわる子供や、普段からコミュニケーションをとりながら遊んでいる家庭にオススメな方法です。
幼稚園でも多く取り入れられる学習方法で、遊びながらひらがなを覚えていくので、「勉強をしている」というよりも、自由遊びの時間に先生を交えた複数の子供たちと取り組んでいました。
通信教育などの教材を使う場合
数ある有料教材の中から選び、定期的に届く教材で学びます。
「勉強したい!」と学習に意欲をみせているお子さんにオススメです。
付録がついているような教材も多くあるので、目新しいものが好きなお子さんにも合っているでしょう。
家庭でのひらがな学習にはふた通りあることが分かりました。どちらにも利点があるので、お子さんの個性を見極めてどのように学習させるかを決めるといいですね。
ひらがなの学び方に対するメリット・デメリット
先ほど紹介した2つの学習方法ですが、それぞれにメリットとデメリットがあります。
ポイントを押さえて挙げますので、どちらの方法がご家庭に合っているのか、選ぶ際の参考にしてみてください。
お家の人と学習する場合
メリット
- 子供がその時に熱中しているものに繋げて学習しやすい
- お家の人が子供の得意不得意のひらがなを把握しやすい
- 子供とのコミュニケーションに繋がる
- お金があまりかからない
デメリット
- 手間や時間がかかる
- 工夫をしても結果に繋がらない可能性がある
- 楽しんでやるつもりが結果に繋がらずイライラしてしまう場合がある
通信教育などの教材で学習する場合
メリット
- 一度注文すれば定期的に教材が届くので時間や手間がかからない
- その年齢に合った教材で学びやすい
- 子供が興味を持つ内容になっている(タブレットやアプリなどで学習させる教材が多くある)
- よく考えられた内容で安心感がある
デメリット
- お金がかかる
- 教材に任せきりになり家族のコミュニケーションが薄くなってしまう場合がある
- 子供によっては興味の対象が違い飽きてしまう
このように、「お家の人と学習する場合」も、「通信教育で学習する場合」も、メリット・デメリットがあります。
せっかくひらがなを学習してもらおうと教材を用意しても、お子さんやご家庭に合わず、取り組むのが苦痛になっては意味がありません。
まずは、メリット・デメリットを比較して、どちらを選択するのが最適なのかを検討してみましょう。
ひらがな学習にオススメの教材
お家の人と学習する場合と通信教育で学習する場合、それぞれのオススメとその理由を紹介します。
お家の人と学習する場合のオススメ
文字カード
50音が書かれた文字カードです。幼稚園では手作りしていました。
そのひらがなから始まるものの絵を子供に書いてもらうなどして、一緒に作るのがオススメです。
作っているうちにひらがなを覚えてしまうこともありました。
作ったカードを組み合わせて好きな言葉を作ったり、文字が読めているかの確認ができます。
かるた
お家の人とコミュニケーションをとりながら同時にひらがなが学べます。
絵札は文字カードとしても使えるので、文字カードの手作りが難しい場合は活用できますよ。
おなまえどりる
こちらは書き取りの練習に使えるサイトです。
好きな言葉の書き取り練習ができるプリントが作れるんです。
子供が書きたい文字を入力して使えるので、その時々で熱中しているキャラクターなどの名前を入力して使うのがオススメ。
名前の練習にも使えますよ。
[st-card-ex url=”https://mydrill.v3v.jp/index.html” target=”_blank” rel=”nofollow” label=”” name=”” bgcolor=”” color=”” readmore=”続きを見る”]
通信教育で学習する場合のオススメ
家庭学習教材のポピー
余分な付録がついてなく、シンプルな内容です。
通信教育の中でも特別低価格なんです。
オールカラーの教材で「子供の興味を引きやすい」のがポイント。
ゲーム感覚で力をつけられるアプリと連動しているのも魅力です。
スマイルゼミ
タブレット学習の通信教育です。
学習専用のタブレットで学習をサポートしてくれるので、お家の人が「つきっきりでみる必要がない」のがポイント。
共働きの家庭にオススメです。
音声での読み上げ機能があるので、読めない文字があっても学習ができちゃいます。
こどもちゃれんじ
人気キャラクターのさまざまな教材が送られてくるので、子供が惹きつけられます。
おもちゃや映像、ワークや絵本など、子供が楽しめる内容が盛りだくさん。
好奇心旺盛なお子さんにオススメです。
上記で紹介した通信教育の教材はすべて無料お試しがありますので、まずは試してみるのもいいですね。
色々な教材を試して、お子さんにあったものを選びましょう。
まとめ
数ある教材の中から子供にとって最適な教材を選ぶのは、とても難しいことです。
しかし、子供の個性をよーく見てみてください。そうすれば、おのずとどんな教材が合っているかが見えてくるはずです。
今回は、さまざまな角度からオススメの教材を紹介してきました。子供の個性と合わせて、お家の人がどのように学ばせたいかや、家庭の事情に合わせて教材を選んでみてくださいね。
そして、ひらがな学習をさせる上で最も大切なことは、子供自身が「勉強って楽しいんだ!」と感じることです。くれぐれも、無理やり学習させたり、できないからといって叱りながら学習させることだけは避けましょうね。
子供たちの良い学びに繋がるよう、応援しています。
コメント