ひらがなが実は読めていない子がいる?小学校までにチェックしよう!

子供が幼稚園に通うようになると、毎日ぐんぐんと成長し、親としては楽しくも嬉しくもありますよね。

幼児期ではひらがなが読めるようになるなど、学習面も発達していきます。ひらがなが読めるようになると、好きな絵本を読めたり、お友達からの手紙が読めたりと楽しみが増えますね。

 

ここで質問です!

あなたのお子さんは、 “ちゃんと” ひらがなが読めてますか?

 

実は、「読めていると思っていたのに、本当は読めていなかった!」というパターンの子供が一定数いるんです。

今回は、ひらがながちゃんと読めているのかをチェックする簡単な方法と、実は読めていなかった場合の学習のポイントをお伝えしたいと思います。

目次

実はひらがなをちゃんと読めていない?…なぜそんなことが起きるの?

50音表や自分の名前、友達の名前や好きな絵本の文字などをスラスラ読む子供。

「あら、うちの子いつのまにかひらがなが読めるようになったのね」

「これなら小学校に行っても大丈夫!」

と安心してしまいそうですが・・・ちょっと待って!

 

じつは、読めているようで実は読めていない子供がいるって知ってますか?

 

私が年長児クラスの担任をしていた時のことです。

入学準備の一環として、地域の小学校の先生と会議をしていました。そこで小学校の先生に、

「入学までにクラス全員ひらがなが読めるかチェックしてみてください」

と言われました。

 

私のクラスでは、友達の名前が書いてある配布物をお当番さんに配ってもらうような活動をしていました。クラスの中で配れない子供はいなかったので、内心「全員読めるだろう」とタカをくくっていました。

しかし念のためチェックしてみると…

 

なんとクラスの 1/3 の子供が、ひらがなを完璧には読むことができなかったんです。。。

 

自分の名前や友達の名前など、知っている文字列は読めるんです。

しかし、「一文字ずつひらがなを見せると読めない…」という事実。

・・・・・・驚きました。

 

ひらがなが読めなかった子供たちは、友達の名前を「形」で覚えていたんです。

 

具体的な例を挙げると、

「りんご」と書いてあれば、文字の形を見て「りんご」と覚えていますが、ひらがなを覚えているわけではないので「り」「ん」「ご」のように、一文字ずつ単体で見せられると読むことができないということなんです。

りんごの絵を見て、「りんご」と答えているのと同じ感覚ですね。

 

自分の名前や友達の名前など、普段からよく目にする文字が読めるのは、その文字を形として覚えているから。しかしそれは「ひらがなが読めている」というのとは少し違うんです。

小学校入学前に一度チェックをする必要があるかもしれません。

 

本当にひらがなが読めているのかをチェックする方法

先の章を読んで、きちんと50音読めているのか心配になったら、さっそくチェックしてみましょう。

やってみて読めていれば安心できますし、読めていなくても大丈夫!

入学前に気づくことで、学習のつまずきを避けられます。

 

チェック方法は簡単。

50音が一文字ずつ書いてあるカード用意し、順不同に見せてください。

そしてそのひらがなが読めているかを確認します。

※カードはカルタで代用もできますが、カルタだと絵を見て覚えてしまう可能性があるので注意しましょう。

 

読めるひらがなと読めないひらがなを分かるようにしておくと学習しやすくなるので、50音表などを用意し、シールを貼るなどして印をつけていきましょう。

「本当に読めているのかな?」と思ったら、ひらがなカードを利用してチェックしてみましょう。

そして「読めるひらがな」と「読めないひらがな」をはっきりさせることで、入学前の学習に役立ちますよ。

 

読めていないことが分かったらどうしたらいい?…オススメの学習方法

実はひらがなが読めてなかった・・・!?

そう気づいたら、さっそくひらがな学習をしていきましょう。

 

「どうせ小学校で学習するしまだ勉強なんてさせなくてもいいや・・・」

・・・と思うのは間違いです。

なぜなら小学校側は「読めていることを前提」で授業を進めていくので、ひらがな学習のペースがとても速いからです。

 

では、家庭でできるひらがなの学習にはどんな方法があるのでしょうか。

大前提としてお伝えしたいのは、お家の人が「意気込みすぎてはいけない」ということ。

学習自体が嫌いになっては、学べることも学べなくなってしまいますよね。

あくまで、「子供が楽しむこと」を意識しながら進めていきましょう。

では具体的な方法を3つ紹介します。

 

街なかでひらがな探し

お出かけしたときに有効な方法です。

まず、お家の人とお子さんで「読めないひらがな」の中から一文字決めます。そしてお出かけ中に、そのひらがなを探すやり方です。

 

街なかには、看板や標識など、「ひらがなが書いてあるもの」がたくさんあるので、それをまるごと教材にしてしまいましょう♪

子供は宝探しをする気分でひらがなを学ぶことができます。

みつけたらそのつど、読み方を口に出して報告し合うとより効果的ですよ!

 

子供向け番組に字幕をつける

テレビの字幕表示をオンにする方法です。

これは外国の方が日本語を学ぶ際によくやる方法ですが、子供の学習にもあてはまります。

耳で言葉を聞き、目でひらがなを確認することで頭に入りやすくなるんです。

子供向けの番組は字幕もひらがな中心なのでオススメです。

お子さんの好きな番組に字幕をつけて見せてみましょう。

 

お家の人からラブレターを渡す

お家の人がひらがなで手紙を書いて、お子さんにプレゼントする方法です。

大好きなお家の人から手紙をもらうと嬉しくて「読みたい」と思うでしょう。

一緒に手紙を見ながら、一文字ずつ指をさして読んであげると効果的。

 

「ゆうびん屋さんごっこ」をしてみてもいいでしょう。

もらった手紙を読み返事を書きたいの思えば、書きの練習にも繋がるかもしれませんよ。

 

このように、ひらがな学習は「子供が楽しめる方法」で行うことがオススメです。

お家の人も一緒に楽しんでやってみてくださいね。

 

まとめ

「うちの子、ひらがな読めるのかな?」と心配になったら、ぜひお家でチェックしてみてください。

小学校入学までに一度はチェックしてみることをオススメします。

もし読めていないことがわかっても、焦りは禁物。わかった時点で学習を始めればぜんぜん遅くありませんよ。

学習とはいえ、机の上で無理にさせる必要はありませんよ。

今回紹介したような、お家の人とお子さんが楽しんでやれる学習方法で無理なく学んでいってくださいね。

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