3歳でおむつがはずれなくても焦る必要なし!理由と入園後の変化を解説

我が子の月齢が上がるにつれて、子供の成長に嬉しくなったり、ここまで育児を頑張ってきた自分を褒めたくなりますよね。

同時に、他の子と比べて、我が子の成長度合いが気になったりするものです。

子供のことを一生懸命に想う親ほど、心配になったりするものではないでしょうか。

 

トイレトレーニングは、2、3歳の子どもを育てているお家の人にとって、頭を悩ませる問題の一つだと思います。

とくに、イヤイヤ期真っ只中だと、思うように進まず、失敗ばかりでイライラしてしまうことも。。。

 

わたしが幼稚園の先生をしていたとき、入園前の説明会で相談が多かったことの一つが、

「おむつがはずれていないのですが、大丈夫ですか?」

というものでした。

 

頭を悩ませているママたちがたくさんいます!

大丈夫、あなただけではないんです!

 

この記事では、「3歳でおむつがはずれていない子ってどれくらいいるの?」という疑問に対する答えと、入園後どう変化するのかを解説していきます!

目次

入園時におむつが取れていないのは、クラス20人中1人か2人!

我が子のおむつがはずれていないとまず気になるのが「他の子はどうなんだろう」ということですよね。

わたしが10年間務めた幼稚園では、幼稚園入園時に昼間もおむつが取れていないのは、毎年一クラス20人中1人か2人でした。

この数字は、あくまで入園時の人数です。

入園前の面談で「入園までにおむつをはずすことを目標に」と伝えているので、その間にトイレトレーニングが進む子が多く、最終的におむつをとれていない子供は全体の1/10程度になるんです。

 

入園前の面談でおむつの相談をしてくるお家の人はもっと多く、全体の1/4程度の子供は「おむつをしている」もしくは「ときどきおむつで過ごしている」んですよ。

 

とはいえ、

「今までも頑張ってきたのに、入園までの目標と言われたって難しい!」

「我が子がその1/10になってしまったらどうしよう」

とまた不安になってしまいますね。

 

でも大丈夫!!

おむつがはずれていない子でも、幼稚園に入園することではずれる場合がほとんどなんです!

 

実際に、年中クラスで日中毎回おもらししていた子は、10年間働いた中でたったの1人でした(その子は身体の機能が理由で仕方のないことでした)。

さらに、年長クラスでは0人。

そのほかの子は、時々失敗することもあるが、ほぼトイレでできていました。

 

幼稚園側の視点からいうと、トイレトレーニングを幼稚園に丸投げされるのは困るのですが、おうちで頑張ってもどーしても無理な場合があります。

でも、幼稚園など集団の中に入るとトイレトレーニングがスムーズに進むことがほとんどですので、安心してくださいね。

 

余談ですが、夜寝ている間のおむつがはずれていない子の割合は、年長児のお泊まり保育(8月頃)の時点で一クラス30人中3人か4人。こちらも1/10程度でした。

夜のおむつは3歳の時点では全く心配しなくていいことがわかります。

 

なぜ幼稚園に行くとおむつがはずれるのかは、最後の見出しで説明しますので、気になる方はトイレトレーニングの参考にしてみてくださいね。

 

なかなかやる気が出ない…トイトレを始めるきっかけってなに?

始めよう始めようと思っていたのに、なかなか手が回らず、あっという間に3歳。

他のお家はどのタイミングでトイレトレーニングを始めているんだろう・・・?

そんなふうに疑問に思っていませんか?

 

幼稚園に入園するタイミングで、おむつがはずれていない子供たちを間近で見ていても、その子によっておむつばなれをするタイミングはバラバラ。

 

そのタイミングはどのようにして判断するのか?

それはズバリ「本人がやる気になった時がタイミング」なんです!

 

本人がやる気になれば、その日からおむつが必要なくなったということもざらにあります。

しかし問題がひとつ。

トイレトレーニングに関しては、子供が勝手にやる気になることはほぼないということです。

おむつで排泄をするのが普通になってる子供にとって、なんでトイレに行く必要があるのか分からなければやる気だって起きませんよね。

そこで、おうちの人や周りの人のはたらきかけが必要になってくるんです。

 

つまり、トイレトレーニングを始めるきっかけは「おうちの人がやってみようかなと思った時」なんですね。

 

そして、おうちの人がやってみようかなと思うタイミングも様々です。

 

「友達の子供が同じくらいの年齢でトイトレをしていたから」

「おむつ代が高いから」

「そろそろ体の大きな子供のおむつ替えが負担になってきた」

・・・等々。

 

もちろん「幼稚園入園」がきっかけになる場合も多いにあります。

 

おうちの人がやる気になったら、子供になぜトイレに行く必要があるのかを説明し、あとは子供のやる気を引き出す方法を考えてトイレトレーニングを進めていきましょう。

 

この記事を読んでいて少しでも「トイレトレーニングを始めてみようかな」と思ったら、それもひとつのきっかけですよ。

 

パパやママがやる気になって、前向きな気持ちでトイレトレーニングをするのが一番です!

もし始めてみてどうしてもうまくいかずイライラしてしまうようなら、それは「子供のやる気が出るタイミングではなかった」ということ。

一度お休みするのもありですので、試しにやってみてもいいかもしれませんね。

 

なぜ幼稚園に行くとおむつがはずれるの?「友達と一緒」の力はすごい!

はじめの見出しで、幼稚園に入園することでおむつがはずれる場合がほとんどであることをお伝えしました。

それは、幼稚園ではトイレの使い方を学ぶ時間や、活動の合間にみんなでトイレに行く時間が頻繁にあるからです。

入園当初は20分に一回のタイミングで行くこともあります。

 

おむつがはずれていない子には、その子に合わせてトイレトレーニングをしてくれることもあります。

しかし、その必要もなく自然にはずれることも多いんですよ。

 

幼稚園では

  • 入園当初は活動内容が「トイレ」であることも。とにかくこまめにトイレに行くことになっている
  • トイレに行ける友達を見て、刺激を受ける
  • 布パンツで過ごすことが多く失敗を重ねるごとに学ぶ
  • 自分だけおむつだと気付く場になり、自分もトイレでしようという気持ちが芽生える

このような理由でおむつがすんなりとはずれるんですね。

 

幼稚園ではトイレの使い方やタイミングをしっかり指導するので、みんなと一緒にトイレに行くうちに自然とおむつがはずれることが多いんですよ。

友達と過ごすことで、「自分もやってみよう」と思うんですね。

友達の力はやっぱりすごい!

 

まとめ

おむつがなかなかはずれないと、周りの子と比べて焦ったりイライラしてしまうもの。

とくに幼稚園入園など、節目を迎えるタイミングだとなおさらですよね。

 

しかし、同じように悩んでいる人はたくさんいます。そして、焦りすぎなくても大丈夫!

少しのきっかけと子供のやる気のタイミングさえ合えば、その時は必ずきます!

 

いつかは「最後におむつを替えたのはいつだったっけな?」と忘れてしまう日がくるはずです。

子供のおむつを替えてあげられるのも今だけ。そんな風に思うと少し優しい気持ちになれませんか?

あまり悩みすぎずに、今だからできる子育てを楽しんでくださいね。

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